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手塚利男のブログ

ミッション、理念を見失う怖さ

2015/03/13

一昨日から、風土改革の支援をしているお客様のマネジメント研修に参加した

今回のテーマは「コンピテンシー」

私はコンピテンシーの専門家ではない

経営者と従業員の思いの共有支援の一貫で研修の企画・運営の支援を行っている

初日の午前中は社長、副社長から経営が考えていること、大事にしていること、などの話をされる

経営側とマネジメント層が考え方、目指す姿を共有するのが狙いだ

その中に、ミッション、理念、存在価値、の共有がある

なぜなら、ミッション・理念、存在価値、はマネジメントの軸だから

毎回、利益についても話をする

適正な利益がなければ継続的に価値提供ができないからだ

しかし、「利益を上げるには何をやっても良いということはない」

何をやるか、それはミッション・理念、存在価値、に沿ったものだ

そういう話を私も研修生と毎回聞かせていただいている

その話がまだ耳に残っているとき、空港のラウンジ内で日経新聞の1面に

「食と農」 農協改革の虚実① ~農協 本業は何ですか~

を目にした

農協の本業は何か、営農指導ではないか

それが本業ではないか

それが、副業であるJAバンクや共済などの金融部門が本業になっており

農協職員も約半分を占めるという、

副業が本業に?

副業になった営農指導では、指導員が減って本来の使命が果たせなくなっている

適当な利益を上げなければ農協の使命は果たせない

しかし、“利益を上げるためには何をやっても良いということではない”

は、先のマネジメント研修での社長、副社長がおっしゃっていた話だ

怖い話だ

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カテゴリ:組織変革

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