ギスギスした職場では新人も逃げてしまいます
2014/04/04
桜が綺麗ですね。
写真はお客様の施設内に咲いている桜です。
この桜の花見も今年で12年目となりました。
先日、お客様の研修所をお借りして仕事をしていましたら、新入社員の研修が行われていました。
桜と新入社員、こういう結び付けは日本独特な思考なんでしょうか。
元気な挨拶が所内のあちこちから聞こえてきます。
「手塚さんも新入社員の研修の様子をのぞいてみてください」と言われてちょっとだけ覗いてみました。
「学生と社会人の違い」というテーマで、オフサイトミーティングスタイルで議論していました。
午後、外から「いち、に、さん、し、!」と元気な掛け声が聞こえてくるようになりました。
団体訓練の一貫だと思いますが歩行訓練をやっているようです。
歩行訓練、懐かしいです。
私もいすゞ自動車に入社入学した時に、富士山の麓にある自衛隊の富士学校に体験入隊したことがあり、富士山の麓を長時間歩いたことがあります。
鬼軍曹が出てきたりして、懐かしい思い出です。
この会社では風通しの良い社風づくりに力を入れており、支援させていただいていますが、拙著「ギスギスした職場はなぜ変わらないのか」(Nanaブックス、日経新聞出版社)でも少しだけ素材として使わせていただきました。
ところで、今年の新入社員のタイプは「自動ブレーキ型」で、カベにぶつからない、ぶつかる前に止まる、という傾向があるということです。
ちなみに昨年は「ロボット掃除機型」。段差(プレッシャー)に弱い。
「自動ブレーキ型新人」を迎える会社側、若い人たちが安心してぶつかれるような風土づくりが必要だと思います。
まずは、今もギスギスしている職場だなと思ったら、そこから変えてほしいと思います。
そうしないと、せっかく入っていただいた将来性のある若者が逃げてしまいます。
手塚利男
(コアネットワークデザイナー&コアネットワーキングするスパイダーマン)
★「ギスギスした職場はなぜ変わらないのか」(日経ビジネス人文庫)
★手塚利男の『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』(Nanaブックス)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491873/
★通信教育用テキスト本『活気あるチームのつくり方』手塚利男/アイ・イー・シー
http://www.iec.co.jp/products/course/business_skill/tu-04790/tu-04790.html
カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと