口に入るものの製造職場だから活き活きと働ける職場づくりに取り組んでほしい。働いている人も幸せであってほしい。
2014/01/27
冷凍食品への農薬混入事件、連日のように報道されています。
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犯行の動機は、多くは推測ですが、会社の施策に対する不満からか?という見方も出ています。
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働き甲斐のある職場づくりの一貫で、やっている人が報われるように人事制度を変えたということですが・・・。
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実態はわかりませんが、従業員へのインタビューではトータルで給料削減になったとも言っています。
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冷凍食品に限らず私たちの口に入る全てのものの製造に関係する職場、飲食店も含めて、そこで働いている人々が活き活きとして働いてくれていなかったら、私たちは安心して食べる気になれないように思います。
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会社や組織に恨みを持ちながら食品に触れているとしたら、それは美味しいはずはないと思います。
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過酷なノルマや競争が渦巻いて、ギスギスしているような、疲弊した職場で作られる食品の数々。
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表向きは高級そうでも、裏側では人間関係が劣悪・・・、そういう店で食べたい人はいないでしょう。
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値段で競争してくれることが私たちにとってありがたいことではありますが、そこで働いている人たちが働き甲斐を感じ、幸せでなかったら、・・・「良いね」とは言えない。
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できれば、飲み物にしても食べ物にしてもどういう職場環境で作られているのか知ることができ、知ったうえで選択できると良い。
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冷凍食品への農薬混入事件の報道で、そう思いました。
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その会社の従業員がどういう状況で働いていても関係ないとは言えない。今回のように回りまわって私たちの食生活にも関係してくるわけだから。
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手塚利男
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★「ギスギスした職場はなぜ変わらないのか」(日経ビジネス人文庫)
★手塚利男の『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』(Nanaブックス)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491873/
★通信教育用テキスト本『活気あるチームのつくり方』手塚利男/アイ・イー・シー
http://www.iec.co.jp/products/course/business_skill/tu-04790/tu-04790.html
カテゴリ:ほっと一息