なぜ同じ問題を引き起こすのか?
2012/10/07
10月3日のブログ(スローガンは「安全が生産に優先する」https://closed-site.core-arata.co.jp/profess/blog
)で日本触媒の工場爆発事故が報道に関して書きました。
次のような疑問を書きました。
工場内に掲げていた「安全が生産に優先する」というスローガン風の看板が、日々の行動の中でどのような形で共有されていたのか?
なぜ、消防への通報が遅れたのか? 遅れたのは工場内に消防署が入ると問題が大きくなり、消防署からの許可が得られないと工場の再稼働ができないからか?
今日の日経新聞に「通報遅れ、過去にも3回」という見出しで工場爆発事故に関する報道がありました。
報道によると、少なくとも過去3回、火災の通報が遅れるなどして市から行政指導を受けていたこということです。
現場で火災を目の前にした人は、間違いなく早く消防署に通報しなければと思ったはずです。
その思ったことが行動に出来なかったのは何か、その背景に何かあるのか、今回のような事故を起こさないように再発防止を図ると思いますが、是非、風土面の問題まで踏み込んでいただきたいと思います。
「企業行動憲章」に掲げていることや工場内に掲げていた「安全が生産に優先する」というスローガン風の看板に相応しいい企業風土づくりに取組まれることを願いながら、今後の報道に注視していきたいと思います。
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと