“24時間眠らない病棟”を体験する
2013/08/08
7月23日に左足のアキレス腱を切ってしまいました。
体育館から救急車で運ばれましたが税金を無駄に使わせたことに恥じらいながら出来るだけ早く救急車から降りたい気持ちで一杯でした。
24日は福岡への出張予定が入っていましたので、その日に入院・手術はしないで応急処置をしていただき、松葉杖の使い方を教えていただき、病院を出ました。
慣れない松葉杖、思った以上に福岡は遠い。また、足が不自由な人にとって社会インフラはまだまだ不十分だと実感しました。
25日に入院・手術、1週間後に退院しました。
今は、ギプスで固定された左足をかばいながら松葉杖1本で半歩ずつヨチヨチ歩き、他人の目にも慣れ、電車やバスでは優先席にも座らせていただいてコンサルの仕事をしています。
優先席のありがたさを実感。
入院は1週間、個室ではなく一般病棟を選びました。
“24時間眠らない病棟”TVのドキュメンタリーのタイトルになりそうですが、今回はそれを実感しました。
また、ミッション研修の事例で取り上げたことがありますが、ある総合病院でミッションに「患者の安心」を掲げていますが、その“患者の安心”も身をもって体験しました。
色々な症状で入院している患者、24時間様々なことが起きます。その時の看護師さんやヘルパーさんの対応には感心しました。
夜中に叫ぶ人、点滴のことで呼ぶ人、1人で動いてはいけないと言われているのに夜中に動いてしまう人、下のことで呼ぶ人、私みたいに手術直後で尿道まで管が入っているために身動きが取れないために夜中に「お水をください」と呼ぶ人、間違えてナースコールボタンを押した人、とにかく色々なことが起きます。
しかし、夜勤の看護師さんは、その都度、足音静かにサッときて処置し、なにごともなかったようにサッと去っていく、その自然に行っている仕事ぶりには感動しました。
お世話になって病院の働いている人たちはどのようなミッションを共有されているのかわかりませんが、大変なお仕事です。
今回、無理な動きをしたわけではないのにアキレス腱を切ったことはショックですが、多くのことを学ばせていただいています。
手塚利男
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カテゴリ:ほっと一息