韓国の現代自動車の強さが話題になりました
2012/12/04
風土改革の支援現場で韓国の現代自動車の強さが話題になりました。
韓国はウオン安の影響もあって韓国メーカーの躍進は報道等で取り上げられていますので多くの人にとっては特に新しい話題ではないかもしれません。
話題にしている企業は自動車関連の企業ではありませんが、異業種から学ぶことは大事です。
別のお客様とのミーティングでも韓国の方の行動の早さが話題になりました。
早さの例として、ヨーロッパに何かを売ろうとした時、日本人は事前調査を十分に行ってから出ていく。
しかし、韓国の方は、まず売りに行ってから状況に対応していく。
この差が早さの差になってくるというのです。
私も、現代自動車強さには興味がありました。
そんな時、「現代(ヒュンダイ)がトヨタを越えるとき」(小林英夫/金英善・筑摩書房)を手にしました。
トヨタと現代を比較していますがとても面白い内容でした。
いくつか日本企業と現代の仕事の早さの比較例として、ブラジル進出をあげています。
現代はブラジル進出を決めてから生産を開始するまで1年余、トヨタは4年という差です。
現代とトヨタの新工場立ち上げ時の従業員に対する教育の考え方も違うようです。
現在にもアキレス腱はあるようですが、どこに強さがあるのか、学ぶ点が多くあると思いました。
手塚利男
カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと , 雑記