情報の伝え方・手順に配慮が必要なこと
2010/05/24
今、TVや新聞では毎日のように沖縄米軍基地移設に関するニュースが流れています。
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私は、流れてくる情報はどこまで政府が公式に発表したものが、報道機関が独自に集めた情報なのか、推測なのか、全くわかりません。
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いろいろな情報が流れることが国の健全化を表していると思います。
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しかし、沖縄の人たちにしてみると、政府の決定事項は報道機関から間接的に聞くのではなく直接聞きたいと言う気持ちはよくわかります。
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このあたりは、人の感情というものをどの程度考えているのか疑問に思います。
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私は、会社に勤めていた時に工場閉鎖や車の組み立て工場に他工場に移転する計画に関わったことがあります。
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基地の移転と工場の移転では比べものになりませんが、会社として決めたことをどのように社員に伝えたら社員の不安や動揺、不満を最小限にすることができるかを考えながら慎重に手順を考えました。
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例えば、間違っても、移転に関する情報が新聞やTV報道から初めて知ったということはないようにする。
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したがって、決定したことを最初に伝えるのは社員、次に市や県、地域、最後にマスコミに対して情報を開示するという手順を慎重に踏みました。
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私が勤務していた会社も過去に工場移転において社員の気持ちを十分に配慮できなかったために後々までに遺恨を残すという苦い経験をしました。
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その教訓から得た情報の開示の仕方でした。
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報道機関に対して情報規制をしろとは言いませんが、大事な話がホロホロ洩れる、あるいは意図的に漏らしているのか、わかりませんが最近の情報の流れ方には気持ち悪さを感じます。
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと