社長が大いに話合いをしなさいと言うが・・・
2010/05/21
「職場の中でコミュニケーションが不足していると感じている。コミュニケーションの場が必要だ」と考えている経営者や人事が多い。
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しかし、職場では経営側や人事部門の考えもなんのその、話合いの時間も惜しんで仕事に没頭しています。
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また、「本音で話し合って、問題があれば出してほしい。会社の悪口でも良いからザックバランに話し合ってほしい」ということも経営側から降りてきます。
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しかし、職場では、「本音でしゃべったらどうなるかわからない」と思っています。
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なぜ、経営側が言っている事と、職場が受け取っていることにギャップがあるのでしょうか?
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それには、こういう事があるようです。
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経営側が「コミュニケーションの場をつくりなさい」と言っても、直属の上司が「社長がそんなことを言っているが、ウチの課にはそんな時間はないよな」と言ってしまう。
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そうすると、部下たちは社長が言っているから話し合ってみようかなと思っていても、上司はそう言っているならやめようとなります。
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また、社長が「本音で話し合って何が問題なのかをどんどん出してほしい」と言っても、実際は部課長、役員も自分の部署から隠れている問題をあえて出したくない。できたら本音など言ってほしくないと、思っていることが部下に伝わっています。
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したがって、話合いの場も本音で言う場もできにくいということになります。
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残念ながら、話合いの場をつくるという簡単なことなのですが、外部の私たちがお手伝いしないと場ができないということになってしまいます。
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと