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マネジメントスタイルが変わった時に一時放心状態になることがある

2010/04/13

風土改革の支援でお客様と長い期間お付き合いさせていただくと色々なことがあります。

 

これまで強くぐいぐい引っ張ってきたトップが突然変わり、自分たちが運営しなければならなくなり、組織が方針状態になる時があります。

 

強くぐいぐい引っ張られた時には「強引過ぎる」「俺たちの意見を聞かない」「なんでもかんでも

細かいところまで指示してくる」など、下から不平不満の声があがっていました。

 

ところが、いざ、自分たちで決めていくことになったら・・・上手くいかない。

 

でも、これは良くあることです。

 

「何も変わっていないじゃないか」と、これまで取組んできたことがムダだったのではないかと思う時がありますが、違います。

 

これまでの強引なやり方を何も言わないで黙々と無意識にやってきたのなら期待できませんが、これまでのやり方について、色々と議論しながら強引なやり方ではあってもその中にも自分たちの意思を少しでも入れてやってきたことはムダにはならないと思います。

 

ただ、急に、強引に決めてくれたり指示してくれる人がいなくなって戸惑っているのです。この戸惑いはある期間続くと思いますが、「いよいよ自分たちで決めてやらなければ」という気持ちに変わっていきます。

 

急に変わって、残った人たちは大変だと思いますが、ようやく改革できるチャンスが巡ってきたと考えてほしいと思います。

 

ここで大事なのは、自分1人でこの難局を乗り越えようとしないで、この機会を利用してチームで考えることをしてください。

 

自分が決めなければと思ってやっていると、先のトップと同じになってしまいます。

 

Hさん、簡単ではないですよね。

 

 

 

(記:株式会社プロフェス 手塚利男)

 

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