不況からなかなか脱出できない今、多くに企業では更なる事業の再構築を進めようとしています。

事業の再構築は社員にとっても多くの負担がかかることになります。

その時に、社員に対してどう説明するかがポイントになります。

説明の仕方によっては、その会社の将来に失望し、１グループそっくりライバル会社に転職したという話もあります。

社員に対して、厳しい話をどう説明するか？

多くの企業では効率よく説明しようと考えますが、私は効果的に説明することが大事だと思います。

効率よく説明しようとすると、経営側⇒部門長⇒部長⇒課長⇒社員、となりがちです。そうなると伝言ゲームのようになり、社員の隅々まで経営側の考えている「経営側の本気」や「なぜ改革なのか」について伝わりません。

私は効果的に伝えるには、本来なら社長自ら社員一人一人に説明する必要があると思います。

組織も大きくなると社長1人では難しくなります。そのためには役員が覚悟を持って、経営側の一員として社員に説明することになります。

効率を考えて、経営側⇒部門長⇒部長⇒課長⇒社員、という伝え方は避けたほうが良いと思います。

そのためには、経営側は本気を行動で示すことが必要です。

何よりも優先して社員と対話する時間を確保するというのも、社員に対して本気を示すことになります。